ミャンマーで初バイク
前回ビザを取り忘れて行けなかったミャンマー。
エアアジアのカウンターのおばちゃんに今回はしっかりチェンマイで取ったビザを得意げに見せるのと裏腹に、馬鹿でかい黒NORTH FACEを隠しながらドキドキ。
ニコニコしながら「Have a nice flight!」と言われてパスポートと搭乗券を渡される。
エアアジア最高。
ミャンマー第二の都市と言われているマンダレーまで1時間半のフライト。
昼頃着き、乗り合いのバスで市内まで2500チャット(250円)
このバスが本当に酷い。バスというか道路がすごい。
舗装されていなさすぎてバスの中は常に震度6位の地震状態ででケツが痛くなる。
ケツをかかえながら降りてすぐ目の前に長距離バスカウンターがあったので、すぐバガン行きのチケットを予約。(9000チャット)
第二の都市として言われているマンダレーだけど、特に観光する場所もないのでここは飛ばしていくことに。
またバガンへ5時間の地震が始まる。
揺れすぎて携帯やパソコンを使うことすらできず、寝ることもできないので音楽聴いてポカーンと5時間。
夜7時頃バガンに着きチェックインして早速ローカルっぽいところでご飯を食べる。
いくら?と聞いてセブンハンドレッド。
セブンハンドレット?700円!高くない??
いや違うミャンマーチャットはゼロ1個消すだけだから70円だ!やす!!
腹が満足せず調子に乗って二件目に行く。
綺麗なタイ料理屋でメニューを見せてもらうと激安!!!
パッタイが4000!ソムタムが3000!!安すぎ!!二つ食べても70円やん!ミャンマー物価安いなあ〜てかさっきのところローカルのくせにぼったくりやん!
「おっちゃん!パッタイとソムタムよろしく」
注文をして2分後、メニューをポカーンと見ながら値段のとこをよく見る。
パッタイ4000。丸二個消して割る2したら日本円だよなあ。20円?あ。それベトナムドンじゃん。
チャットは丸二個消すだけだよな。40円。やす。あれ?違う。丸一個消すだけだ。やべ!400円じゃん1!!!たかっ!!!!!!
おじちゃんの様子を伺うともう作り始めている。
さすがに申し訳なかったので、ソムタムだけ取り消しておとなしくパッタイを食べた。
あまりおいしくありませんでした・・。
ラオスからベトナム、ミャンマーとインフレが進みすぎてる国が続きお金の計算ができなくなってくる。
気を引き締めないと。
10日
バガン二日目。
このミャンマーバガンで有名なものといえば間違いなくパゴダを思い浮かべるとおもいます。
バガンには3000を超えるパゴダが点在しており、パゴダの写真を見てミャンマーを思い浮かべる人も多いのではないのでしょうか。
しかしパゴダは宿の近くにはなく、もし行くとなるとツアーか車や馬車などを1日貸切しないと見れないとのこと。
もちろんそんなお金はない。あとの選択肢はバイクのレンタル。
これが一番簡単なはずで安く回れる方法なんだけど僕らは運転ができない。というかしたことがない。
実は初めてレンタルしようと思ったのは、一ヶ月ほどさかのぼったバリでのこと。
バリでは警察に見つかった場合、無免でも賄賂で5万ルピア(500円弱)払えば大丈夫らしく、貸してくれるといってたおじちゃんが「一度も乗ったことない」という僕に対して「意外と簡単だよ!いけるよ!値引きしてあげるし」
といわれてとりあえず乗る前に練習したら、あまりにもひどすぎてすぐに「やっぱりダメだ」と止められた。
二回目はタイのチェンマイ。
チャリを借りて町を走っていたけど、スピードも遅いしだんだん飽きてきて「バイク借りたい」と宿のオーナーにお願いして持ってきてもらった。
とりあえず何分か練習したけどこれもまたひどすぎて止められた。
そして三回目のミャンマー。
まあ人通りあんまり多くないし、、行けるかな・・。と思い借りることにした。(5000チャット)
僕らが今回借りたのは、ガソリンで走るものではなく電気で充電できるタイプの原付きバイク。
右手のグリップをひねると予想以上に前に進むバイク。
全く慣れないまま車道に出て10キロほどのスピードで練習しながら走り始める。
そもそも交通ルールが分からないので、一通のところを逆方向に走ってたらブーブー鳴らされたり左右に曲がるランプのつけ方がわからず曲がったらまたブーブー言われる。
30分くらい走ると意外と慣れてきて調子に乗ってアクセル全開で走っちゃう。よくないよくない。
道を進んでいくと多くのパゴダがあちらこちらにある。
ある一つのパゴダにバイクを止めて実際に入ってみる。
中には仏像みたいなのがあり、上に登ることができるパゴダもある。
写真を撮っていると、現地のおばちゃんに話しかけられた。
とりあえずこっちに来いというので、おとなしく行くと自分の顔につけている黄色い絵の具みたいなのを指差しながらニコニコ笑っている。
トウモロコシみたいなのを水とまぜて擦りはじめ、手招きされて顔につけられた。
「タナカ」と呼ばれるミャンマーの女性がする化粧で日焼け止めの効果もあるらしいもの。
しばらく会話してたら急におばちゃんが近くにあったTシャツを取り、
「これ、凄いいいんだよね。ミャンマー文字が入ってるTシャツよ」
「いいね!でも僕たちお金ないんだよ。ごめんね。タナカありがとう」
「待って待って。あなたたちいい人たちだから値引きしてあげる!5000チャットでどう?」
始まった。よくあるいい人ぶって近づいてきて最終的に商売に繋げようとする。
ほとんどのアジアの人たちが声かけてくる理由って残念ながらこんな感じだ。
「ハローマイフレンド!アーユーフロムジャパン?コンニチハ!!」
なんてご機嫌とってまあこっちこいよって言って訳わからない商品の説明をしてくる。
でもこのおばちゃんはタナカを無料でしてくれたしちょっと断りずらい。
「えええ!!Tシャツはあんまり興味ないんだよね他にはなんかないの?」
「あるわよ!これ!すごいいいの!7000チャットでどう?」
といって出してきたこちらもミャンマーの民族衣装であるロンジーというスカートを持ってきた。
一瞬ミャンマーっぽくていいかなって思ったけど荷物になるだけ。いらない。
「3000ならいいよ!7000はきついな。」
「もう!仕方ないわね!5000でいいわよ!」
「いや。無理だよおばちゃん、3000チャットしか今ないの。」
ごめんねと言ってバイク置き場まで戻りエンジンつけようとしたらおばちゃんがこっちきて3000でいいよ!って言ってきた。
悪いけど3000って言ったのは帰るための口実でロンジーは初めからいらない。
「ごめん。いらないや。」
といったらおばちゃんがキレた。
睨めつけてくるおばちゃんを背にまだ慣れてないバイクをいつもより早めに走らせた。
タナカのおばちゃん。すいません。
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