ジェットスター嫌い。
6月6日
昼くらいに起きて、チェックアウトを済ませる。
ケバブを食べて空港へ向かう。今日はかなり不安なことがある。
昨日まで使ってた緑色のバッグ。
秋田を出る前にセカンドマートみたいなところで3000円位で買ったんだけど、
色々なところが壊れてて欠陥ありまくりだし、 確か容量が60リットルくらいで全部荷物が入らない、、などと使い勝手が少し悪かった。一応NORTH FACE。
そして昨日買った黒のNORTH FACEのバック。
かっこいいし機能性もバツグンなおそらく本物かつ3000円以下というスバラシイ商品なんだけど、容量が90リットル+小さいポーチみたいなのがいっぱいついている。
まあでかい。
チェックアウトする前に荷物を古い方から移動させてて全部余裕で入ったんだけど、縦も横も前のと比べると格段にでかい。
今日のハノイからホーチミンのフライトは久しぶりのジェットスター。
この会社は機内持ち込み手荷物が7キロ、サイズも小さいものと厳しく決められている。
ここまでは今までつかってたエアアジアと同じなんだけど、エアアジアはそんなものあってないようなもの。
チェックインする時も搭乗する時もだれも調べない。
昔の緑のバッグの時も確実に12,3キロくらいあったしサイズもかなりでかかった。どこかの税関で、「渡航の目的は登山ですか?」とマジな顔で聞かれたこともあった。
でもエアアジアさんはなんか分からないけど一回も調べてこなかった。
これがジェットスターとは違うところ。
ジェットスターは本当に厳しい。
必ず重量を調べるし、少しでもオーバーするとすぐ超過料金を食らう。
この超過料金が本当に高い。
いくらLCCが他の航空会社より安いといっても、超過料金なんて取られてたら結局他の航空会社と変わらないかそれ以上になってしまう。
そして今日、今まででもかなりでかくて危なかった緑色のバックから格段にでかくなった黒のNORTH FACEを背負い、
出発1時間半前位につき、早速ジェットスターのカウンターへ。
受付のおばさんの横には重量計。
(頼む。調べられるな・・。)
「ハーイオバさん!今日いい天気だね♪ホーチミンまでのフライトだよ!よろしくね!」
手汗ビッショリになった手でパスポートを渡す。
「オッケー。えーと、5時半のフライトね。手荷物を一応測るからここの重量計の上に置いてね。」
はい来た。やばい。
まずこうきが荷物を置く。6,8キロ。
おおおおおおお!!!お前すげえな!めっちゃギリやん!
「ハイ、オッケーね。じゃあもう一人のあなた、荷物置いて。」
恐る恐る馬鹿でかい黒バッグを置く。
14,6キロ。
「あらあら。ごめんね。これはオーバーだわ。重量もだし、サイズも完全にアウト!今から受託手荷物に変更するから超過料金をいただきますね。」
「待って待って!!俺空港の外に友達いるからそいつに預けてくるからちょっと待って!お願い!」
と言って足早に空港の隅の方に逃げる。
とりあえず重いものはズボンのチャックのところに全て入れ、パソコン取り出しサンダルから靴に履き替える。
どうにもできなそうなものはこうきのサブバックにいれ、もう一度挑戦。
列に戻るとさっきと同じおばさんのところに通される。
8,8キロ。
「だめだねー。アウト。もうお金払って。」
「だああああああ!!服着る!この中の物全部服なの!これ全部着たら7キロくらいなるよね!」
するとさすがに懲りたのか嫌そうな顔しながらも、機内持ち込み手荷物オッケーのシールを貼ってくれた。
「まじでありがとう!助かったー!」
と礼を言ってチケットをもらった。
手荷物検査を済ませ、搭乗の時間が始まった。
登場前の最後のチケットとパスポートを調べる二人の職員の一人に、さっきのカウンターのおばさんがいた。
やばいと思い違う妊婦のおばさんの方に並ぶ。
さっきこうきのサブバックに入れておいたものとポケットに入れておいたものを、また黒いバックに戻していたのだ。おそらく今10キロ以上は余裕であるだろう。
ここで計られたらまじで終わりだ。
チケットとパスポートを渡し、足早に妊婦のおばさんから離れようとすると
「待ちなさい。」
凍った。
「荷物もう一回調べて。そこに重量計があるから。」
「いやいや、だってもう一人のおばさんがチェックインの時にオッケーって、」
「ダメだね。もう一回測りなさい。」
まじで凍った。てかジェットスターは搭乗のところにも重量計あんのかい。
エアアジアで見たことないぞ。
恐る恐る測ると予想通りの10キロオーバー。
「あなたたちチェックインした後また荷物入れ替えしてたでしょ。見てました。もう超過料金払ってください。」
「えええええ!!!!待って待って!今からこれ7キロにすればいいんでしょ?服着るよ!!!」といい荷物を全部出し着れそうな服を着る。
しかし着れそうな服がほとんど無い。
ここでズボン脱いでパンツ姿になるわけにもいかないし、、
妊婦の目を盗んでこうきのリュックに重そうなものを移す。
「なにやってるのあなたたち?」
即バレる。
「もうすぐ離陸します。早くお金払って。あなた、もう行きなさい。」
こうきが行かされる羽目に。まじでやばい。最後にまた妊婦の目を盗み荷物をこうきのリュックにいれる。
入れられるものは全部ポケットに。着れるものものは全部着た。最後に妊婦の目を盗んでこうきのリュックにもいれた。
これで8,2キロ。
もうこうきもいないしまじで何もできない。
「おばさん頼む!俺金ないんだ!今回だけ見逃してくれ!!!」
真剣にお願いしたけど、金払えの一点張り。あっちもかなりヒートアップしてきている。
そうこうしてる間にもう離陸の時間。
「もう離陸します。お金を払わないなら乗せません。」
周りを見ると誰もいない。俺が最後の一人らしい。
「35万ドン払いなさい。」
35万ドンなんて日本円で2000円もしないくらい。
普段だったらおとなしく払うけど今の状況で払ったらまじでホーチミンで宿に泊まれなくなる。
「おばちゃん。頑張れば行けるよ!あれ?そのお腹は赤ちゃんかな???いつ生まれてくるの???多分かわいいだろうなあ!!!」
「払いなさい。もう払えば全部終わるの。35万ドン払えば全部終わって飛行機離陸するの!」
最後まで絶対払わず頑張った。
すると後ろからもう一人のチェックインを担当してくれたおばちゃんが出てきて、
「もう行きなさい」
さすがに懲りたんだろうか。散らかったパンツを元に戻しながら急いで準備する。
「おばちゃん、分かってるね!ありがとー!ハバナイスデー!!」
妊婦は最後まで睨んでいた。
ヒートアップしたハノイ空港。
一番最後に機内に入り、モコモコな僕のズボンを見て子供達に笑われながら出発。2時間のフライトでホーチミンへ。
ジェットスター当分使いません。
ブラックリストに載せられてるかもしれません。
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