僕の名前は利部真太朗

ハタチ世界一周記

バラナシの商人

6月30日
(バラナシ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


オールした目的はただ一つ。

ガンガーの朝日を見にいくこと。日の出は5時過ぎ。

 

f:id:kagabushintaro:20160704055650j:plain

 

家の屋上からはもう朝日が見えてくるところだった。

 


駆け足で下に降りてガートへ向かう。


インド滞在はほとんど天気が悪くて綺麗な朝日が見れなかったけど、ここバラナシに来てようやく綺麗な朝日を見ることが出来た。

 

f:id:kagabushintaro:20160704055641j:plain

 


「ボートボート!!!」


と朝っぱら5時から紙タバコをくわえたおっちゃんが寄ってきた。

 

 

f:id:kagabushintaro:20160704055652j:plain

 

 

朝日を見ながらガンジス川をボートで渡らないかという勧誘。ボートは乗り合いのデカイものと、二人だけでいける小さいボートがある。

いくら?と聞いたら、


「小さい船でセブンハンドレット」


と平気な顔をして口に入った紙タバコを飛ばしながら話してくる。汚いしぼったくりすぎ。

 

 


色々他を当たったら結局100ルピーでいけることになった。

 

f:id:kagabushintaro:20160704055737j:plain

 

実際にボートで渡ると、ガンガーの大きさとガートの長さを身にしみて感じれる。

こうきも真剣に写真撮影。

 

f:id:kagabushintaro:20160704055807j:plain

 

日が完全にあけてきたところでガートに戻って宿戻り爆睡。

 

 

 

f:id:kagabushintaro:20160704055719j:plain

 

f:id:kagabushintaro:20160704055916j:plain

 

 

 

 

 

 

 

 


昼2時頃起きてから適当にご飯食べてたら、暑すぎて焼け焦げそうになって宿帰ってダラダラして夕方頃から外出。

 

 

リキシャでダシャーシュワメード・ガートまで(30ルピー)


ここはメインガートであると言うこともあって、多くの物売りや商店が存在している。

その分外国人観光客も多い為、ぼったくってだまし取ろうとするヤツも多い。

 

f:id:kagabushintaro:20160704060048j:plain

 


1年前バラナシに来た時この価格戦争が意外にツボで楽しく、毎日のように商店に通い物売りのおっさん達と値段の戦争をしていた。
最初から買う気なんてないけど、初めの言い値からどれくらい下がるのかと交渉が気持ち良かった。


今考えたら子供のイタズラみたいなもんで情けない話だけれど・・。

 

 

 


まあでも久しぶりに来たから、、いらないけど・・・やっちゃうか!ということで1年前にきた懐かしのお店に来て交渉開始。

 


ここのお店は親父と子供が経営している絹を主に扱った洋服屋さん。

親父は全く興味ないけどこの中学生くらいの子供が英語ペラペラで日本語もまあまあ話せて、何と言っても売る技術が半端なく上手い。
今回は親父もいなくて一人しかいなかった。

 

↓一年前

f:id:kagabushintaro:20160704060625j:plain

 

 

 


久しぶりの再会であっちも僕たちの顔を覚えていて少し嬉しくなったけど、すぐに「これはいくらだ」と商人魂を見せてくる。

 

 

今回押してきたのはシルク100パーセントのスカーフ。


とりあえずスタートは850ルピー。

 

マッチを持ってきてスカーフの端側を焼き始め、「蚕の匂いがする方が本物で臭い方が偽物」とこれが本物であることを説明される。

確かに違いは歴然で触り心地も全く違う。

 


「君たち二人は古株だ。1年前も来てくれたし俺はぼったくりたくはない。他の人は1000以上って言ってから値段をどんどん下げていくけど、俺は友達の二人にそんなことはしたくない。800でラストプライスだよ。色はたくさんあるけど何がいい?」

 

 

さすが中学生位で店を任されてるだけのことはある。というか昨日同じようなスカーフを1400ルピーで売ってきたヤツがいたから本当に安いのかな・・


どんどん彼の話術にはまっていく。

 

f:id:kagabushintaro:20160704060151j:plain

 

 


「もし二つ買うなら少しだけ割引できるよ!二つで1500。どう?安いでしょ!」

 

ここで押されたら終わりだ。

 

「高すぎるな。300あたりでどう?」

 

800から300へ一撃急降下して中学生も少し苦笑いを見せた。


「それはダメだよ。もうこれがラストプライスなんだ。他のお店にも聞いてみな。これはローカル価格だよ」

 

親父も帰ってきて同じようなことを言ってきた。

 

「一番安いコルクシャツはいくら?」

 

「150ルピーだよ」

 

3つ買うからもうちょい負けてよ!とダダこねて30分近くいたら、最終的にコルクシャツは変わらなかったけどスカーフは二つで700になった。

 

まあ元からあまり欲しいものでもなかったので、こんなにやってもらったのにごめんねと言って店を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

少し歩くと、こちらもまた1年前に会った目が少しイってるおじさん登場。


このお店に転がり込みスカーフの交渉を始めた。

 

 

「さっきのお店はラストプライスが二つで700って言ってたよ。だから頑張ってねおじさん」

 

f:id:kagabushintaro:20160704060145j:plain

 

f:id:kagabushintaro:20160704060215j:plain

 


「任せてくれ。because you are my 友達。グットプライス」


真剣な顔をして変な日本語と英語を繋げてくる。その話し方が面白すぎて交渉どころじゃない。

喉乾いたと言ったらコーラ二人分持ってきてくれるし、ギャラリーも集まってきて腕相撲したりして交渉というか遊ぶ。

 

f:id:kagabushintaro:20160704060214j:plain


粘ったらシルクが二つで500。コルクシャツが100になった。

あんまり欲しい訳じゃなかったしおそらくまだおじさんに利益はあると思うけど、面白すぎて買ってしまった。

 

最後に記念撮影。

 

f:id:kagabushintaro:20160704060159j:plain

 

おじさんは目がイってます。でも好きです。

 


また来年会おうと約束しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

世界一周ブログ村に参加しています。

このバナーをクリックすると僕に一票が入るみたいなのでお願いします。

 

にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ

 

相棒のインスタもお願いします。

 

www.instagram.com